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小学校で携帯電話を持たせない理由と代替案について

お子さまが小学校に入学するにあたり、携帯電話を持たせるべきかどうか悩むご家庭は多いことでしょう。

文科省の方針や学校の規則、安全対策などを踏まえて、携帯電話の持ち込みについて考えてみましょう。

目次

文科省は携帯電話について「一部容認」の姿勢へ軟化

文部科学省は、これまで小学校での携帯電話の持ち込みを基本的に禁止してきました。

しかし、近年の災害や事件を受けて、一部の学校では条件付きで携帯電話の持ち込みを容認する動きがあります。

この変化は、緊急時の連絡手段として携帯電話の重要性が見直されているためです。

災害時の連絡手段や安全確保のために保護者からは容認を求める声が増加

特に災害時には、携帯電話が重要な連絡手段となります。

地震などの大災害が発生した際に、お子さまが安全に避難し、ご家族と連絡を取るための手段として携帯電話が有効です。

そのため、多くのご家庭から、携帯電話の持ち込みを容認してほしいという声が増えています。

今でも多くの小学校では携帯電話が禁止されている

それでも、現在多くの小学校では携帯電話の持ち込みが禁止されています。

これは、授業中の集中力の妨げや、他の生徒とのトラブルの原因となる可能性があるためです。

また、携帯電話の紛失や盗難のリスクも考慮されています。

小学校で携帯電話が禁止されている理由

前述の通り、文科省が許可をしている一方で、保守的な小学校が多く、現在でも携帯電話を許可していないところが多いです。

それにはどのような理由があるのでしょうか。

①注意力が散漫になる

携帯電話を持つことで、お子さまの注意力が散漫になる可能性があります。

特に授業中に携帯電話が鳴ったり、メッセージの通知が来ると、集中力が途切れてしまいます。

学習に集中するためには、携帯電話を持たせない方が良いと考える学校が多いです。

実際にデジタル端末が原因で子どもだけでなく、大人でも集中力が大幅に低下するという実験結果もあります。

②学習の妨げになる

携帯電話そのものが、学習の妨げとなることがあります。

携帯電話でのブラウジングやSNSの利用、LINEなどの通知、ゲームなどにより、通常の生活では得られないほどのドーパミンが放出されます。

その結果として、携帯電話を触ることを何よりも優先してしまい、学習意欲が低下する危険性があります。

これが小学校で禁止される理由の一つです。

もちろん携帯電話を有効活用することで、学習に役立てる方法も数多くあるため、上手な付き合い方を考える必要があります。

③友人間のトラブルやいじめの原因となる恐れ

携帯電話は友人間のトラブルやいじめの原因となることがあります。

メッセージやSNSを通じて、お子さま同士のコミュニケーションが複雑化し、誤解やトラブルが発生しやすくなります。

また、携帯電話を使ったいじめが問題となることもあるため、学校側は持ち込みを禁止する方針をとっています。

④個人情報漏えい等セキュリティリスクがある

携帯電話を通じて個人情報が漏えいするリスクも考慮されています。

お子さまがインターネットを通じて個人情報を公開してしまったり、不適切なサイトにアクセスしてしまったりする可能性があります。

特にお子さまは個人情報が漏洩するリスクについての認識が甘い場合があります。

これを防ぐためにも、学校側は携帯電話の持ち込みを制限することが一般的です。

携帯電話の持ち込みが容認されている場合でも原則手続きが必要

携帯電話の持ち込みが容認されている場合でも、学校側は一定の手続きを求めることがあります。

例えば、持ち込みの申請や利用ルールの遵守、緊急時以外は使用しないなどの規則が設けられています。

これにより、授業の妨げやトラブルを防ぎつつ、緊急時の連絡手段としての役割を果たすことができます。

携帯電話が禁止されている小学校での代替案「子ども用GPS」

携帯電話が禁止されている場合でも、ご家族の方が安心してお子さまを送り出すための代替手段があります。

その一つが子ども用GPSです。

子ども用GPSは、ほぼリアルタイムでお子さまの居場所を確認することができ、携帯電話と同様に安全確保に役立ちます。

ほぼリアルタイムで場所がわかる

子ども用GPSは、お子さまの居場所をリアルタイムで把握することができます。

最近では1分前後というかなりの頻度で位置情報が更新される端末もあります。

これにより、ご家族の方はお子さまが安全に学校に到着したかどうか、帰宅途中に問題がないかを確認することができます。

GPS機能を活用することで、お子さまの安全を確保しやすくなります。

ボイスメッセージが送れる機能がある機種も

一部の子ども用GPSには、ボイスメッセージのやり取りができる機能が搭載されています。

これにより、お子さまが簡単にご家族とコミュニケーションを取ることができ、緊急時やちょっとした確認事項がある場合にも便利です。

携帯電話のように長時間の通話はできませんが、必要な情報を迅速に伝える手段として有効です。

まとめ

小学校で携帯電話を持たせるかどうかは、学校の規則やご家族の考え方によりますが、基本的には持ち込みが禁止されていることが多いです。

その理由として、注意力の散漫、学習の妨げ、トラブルやいじめの原因、個人情報漏えいなどのリスクがあります。

しかし、携帯電話が禁止されている場合でも、子ども用GPSなどの代替手段を活用することで、お子さまの安全を確保することが可能です。

ご家族の方とお子さまが安心して学校生活を送れるよう、適切な手段を選びましょう。

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