2026年4月ご入学者さま向けランドセルご注文受付終了しました

小学生の暑い夏を快適に!ランドセルの暑さ対策とおすすめの工夫を徹底解説

小学校へ入学したばかりのお子さまにとって、夏の登下校は思った以上に大変です。

厳しい日差しの下で汗をかきながら歩くことも増え、「ランドセルが暑くてつらい」という声もよく聞かれます。

とくに背中がムレてしまうと気持ちが悪く、集中力が途切れやすくなることも。

それだけでなく、熱中症のリスクも高まるため、対策をしっかりと行う必要があります。

そこで本記事では、ランドセルの暑さ対策に役立つ工夫やグッズをご紹介します。

市販アイテムから手づくりアイデアまで幅広く取り上げるので、お子さまが夏を快適に過ごせるヒントがきっと見つかるはずです。

ご家族の皆さまで、ぜひ暑い夏を乗り切る対策を一緒に考えてみてください。

目次

そもそも、なぜランドセルの背中は蒸れるの?

ランドセルの背中が暑くなる主な原因は「素材」と「密着」です。

背中にぴったりと密着することで熱がこもり、汗をかいても空気の逃げ道がないため蒸れてしまいます。

そのため、暑さ対策では「いかに熱を逃がすか」「いかに空間を作るか」がポイントになります。

夏の登下校がつらい…小学生が快適に過ごすためのランドセル暑さ対策とは?

夏の暑さでお子さまの体力が奪われやすい時期は、登下校が大きな負担になることもしばしばです。

特にランドセルを背負って長い道のりを歩くと、背中との接地面がムレやすく、不快感を覚える子も多いでしょう。

快適な通学を実現するには、ランドセルの暑さ対策が欠かせません

保冷剤や通気性の良いパッドを活用するなど、ちょっとした工夫で涼しさを確保できます。

背中がムレる原因と、暑さ対策が必要な理由

ランドセルが背中にべったりと張り付く原因は、背とランドセルの密着により空気の通り道が遮断されることにあります。

さらに、ランドセル自体が太陽の熱を吸収し、内部温度が上昇しやすいのもムレを加速させる理由のひとつです。

お子さまは大人に比べて体温調節機能が未発達な部分があり、汗をかいても十分に放熱できないことがあります。

対策をしないままでは、体力の消耗や熱中症リスクを高めてしまうため、しっかりと暑さ対策に取り組むことが大切です。

黒川鞄スタッフ

黒川鞄工房のはばたく®️ランドセルは、すべてのランドセルの背あてと肩ベルト裏に牛革を使用しています。お子さまの肌に直接触れる部分だから、肌にやさしく、ぬくもりのある天然素材を使用しているという理由の他にも、実は暑さ対策としても有効ということがあります。牛革は、吸放湿性にすぐれた素材のため、夏場は汗をかいてもさらさら、冬場はほんのりあたたかく快適な背負い心地を実現してくれます。

熱中症を防ぐためにランドセルの暑さ対策が欠かせない!

お子さまは大人よりも身長が低いため、アスファルトからの照り返しを強く受けます。

それに加えてランドセルが熱を吸収すると、まさに“灼熱の環境”で通学しなければなりません。

この状況を放置していると、熱中症につながる危険が高くなります。

汗をかきすぎると水分や塩分が奪われやすくなり、体調不良を起こす可能性が高まります。

だからこそ、ランドセルの暑さ対策は単なる快適性の問題だけではなく、健康面にも直結する重要なポイントなのです。

ランドセルの暑さ対策はどうする?おすすめの方法をご紹介!

ランドセルの暑さ対策と一口に言っても、その方法はいろいろあります。

大がかりな工夫から、ちょっとしたアイテムの導入まで、できる範囲で取り入れてみると良いでしょう。

お子さまの性格やご家庭の環境、経済的な状況も踏まえて、無理なく実践できる方法を見つけてください。

通気性を第一に考えたランドセルを選ぶ

実は、暑さ対策はランドセル選びの時点から始まっています。

背あてや肩ベルトは素材、そして背中とランドセルの間に空気の通り道を作るための「溝」や「凹凸」の工夫がされているかどうかが重要です。

黒川鞄のランドセルは、お子様の快適性を考え、汗の吸湿による通気性とクッション性に優れた本革素材と形状を採用しています。

市販アイテムを活用した手軽な暑さ対策

最近は、市販されている暑さ対策アイテムがますます豊富になっています。

例えば、背あてパッドや冷却シートなどは手軽に取り付けられ、すぐに効果を実感しやすいのが特徴です。

通気性の良いメッシュ素材を使った背あてパッドは、ランドセルと背中の間に空気の通り道をつくり、ムレを軽減してくれます。

さらに、冷却シートの上にタオルを敷いて使えば、お子さまがひんやり感を得られて快適に過ごしやすくなるでしょう。

ムレを防ぐために家庭でできる簡単な工夫

市販のアイテムに頼らなくても、ちょっとした工夫でムレを防ぎやすくなります。

例えば、ランドセルの内ポケットやサイドポケットを上手に使い、少し空気の通り道をつくってあげるだけでも違います。

また、暑い日はお子さまが帰宅したら、ランドセルのふたやポケットを開けて風通しを良くすることも大切です。

こうした日々のケアが、ムレによるニオイや菌の繁殖を抑えるのにも役立ちます。

保冷剤を使って背中をひんやり快適に保つ方法

保冷剤をタオルや専用ポケットに入れて、背中側にセットするという方法も効果的です。

ただし、直接肌に触れてしまうと冷たすぎることがあるので、薄手の布やタオルでくるんで調整するのがおすすめです。

保冷剤はあらかじめ冷凍庫でしっかり凍らせ、使う直前にランドセルにセットすれば、通学時間中はひんやりを保てます。

朝の慌ただしい時間帯でも、慣れればすばやく準備できるようになるはずです。

登下校を快適にするためのおすすめ暑さ対策グッズ

さらにワンランク上の対策として、市販グッズもチェックしてみましょう。

お子さまの好みに合わせて選べば、登下校がちょっと楽しくなるかもしれません。

通気性の良い背あてパッドでムレを軽減!

メッシュ素材を使った背あてパッドは、ランドセルと背中の密着を軽減してくれます。

通気孔があるタイプを選ぶと、風の通り道ができて汗をかいてもすぐに乾きやすいのが魅力です。

また、背あてパッド自体が洗える素材だと、汚れたときにも気軽に洗濯できて清潔を保ちやすいです。

お子さまの肌に直接触れるものだからこそ、お手入れがしやすい点は重要ですね。

冷却シートや保冷剤でひんやりランドセル対策

背中とランドセルの間に、冷却シートや保冷剤を仕込む方法も人気です。

夏用に作られた冷却シートなら、熱がこもりにくく、汗をかいてもベタベタしにくい仕様になっています。

保冷剤は市販の小さいタイプをいくつか用意しておくと便利。

冷たい感触が続くうえ、使い終わったら洗って再利用できるので経済的です。

日差しを遮るカバーで熱をブロック!

ランドセル自体が太陽光をたくさん吸収すると、中の温度まで上昇してしまいがちです。

そこで、表面を覆うタイプの遮光カバーを活用すれば、直射日光をシャットアウトしやすくなります。

カバーの色や柄によっては、ランドセルのデザインを活かしながら、ファッション感覚で楽しむこともできます。

夏休みなどの外出時に使うのも便利なので、一枚あると安心です。

黒川鞄スタッフ

日差しの強い時期は、お子さまがランドセルに触れる時間が長い分、温度対策は本当に大切です。冷却シートや背あてパッドなど、使ってみると想像以上に効果を実感する方が多いですよ。また、ランドセル本体を日差しから守るランドセルカバーも、間接的な暑さ対策として有効です。

手づくりでもできる!ランドセルの暑さ対策アイデア

市販のグッズだけでなく、身近にあるものを活用して暑さ対策ができれば、コストも抑えられます。

お子さまと一緒に作業すれば、夏休みの自由研究のように楽しめるかもしれません。

家庭にあるものでつくる保冷剤ポケット付き背あてカバー

使わなくなった布や、やわらかいタオルなどを縫い合わせて、保冷剤を入れられるポケットを作る方法があります。

ポケットに保冷剤を入れたら、ランドセルと背中の間に挟むだけ。

ポイントは、保冷剤が肌に直接触れないように布を重ねることです。

こうすることで「冷たすぎる」という事態を防ぎつつ、じんわりとした涼しさを得られます。

100均アイテムを活用した簡単な涼しさアップ術

100円ショップには小さい保冷バッグやメッシュ素材のクッションなど、夏に役立つアイテムが豊富に揃っています。

例えば、小さい保冷バッグの一面をカットし、背あてパッドのように仕立てると、保冷剤を収納できる簡易カバーが作れます。

材料費を抑えられるうえに、作り直しもしやすいので失敗を恐れず気軽にチャレンジできます。

お子さまの好みのカラーや柄を選べば、モチベーションもアップするでしょう。

ムレを防ぐためのタオルや通気性の良い素材の活用方法

ムレを防ぐには、汗を吸収してすぐに乾きやすい素材を選ぶことが大切です。

通気性の良い綿や麻、メッシュ生地のタオルを背中側に当ててあげるだけでも効果を感じられます。

さらに、タオルを小さくたたんでランドセルと背中の間に挟む方法もあります。

これなら汚れても交換が簡単なので、毎日清潔な状態を保ちやすいです。

ランドセルだけじゃない!小学生の暑さ対策を総合的に考えよう

ランドセルの暑さ対策は重要ですが、それだけですべての暑さを解決するわけではありません。

小学生の夏を総合的に快適にするには、服装や通学路の選び方など、生活全般を見直す必要があります。

朝の水分補給や帽子の活用で熱中症を防ぐ

朝ごはんと一緒にしっかり水分を摂ることで、登校中の水分不足を予防できます。

暑い日は帽子をかぶり、頭部を直射日光から守ることも効果的。

必要に応じて、携帯用の水筒を持たせてあげるのもおすすめです。

休憩時間にこまめに水分を補給し、汗をかいたらしっかり拭く習慣をつけることで、熱中症対策を万全に整えましょう。

通学ルートを工夫して日陰をうまく活用する方法

ちょっと遠回りになっても、木陰や建物の影が多いルートを選べば、体感温度はかなり変わります。

実際にご家族の皆さまで下見をしながら「どの道が涼しく感じるか」を確認してみると良いかもしれません。

慣れてくると、お子さま自身が「ここは日が当たりにくいから涼しい」というポイントを見つけられるようになります。

そうした工夫が、夏の登下校を大きくサポートしてくれるでしょう。

夏の快適性も含めた、総合的なランドセルの選び方については、こちらの記事もぜひご覧ください。

FAQ

ランドセルの背中の汗対策で一番効果的なのは何ですか?

最も手軽で効果的なのは、市販のランドセル用背中パッド(汗取りパッド)を利用することです。メッシュ素材や冷感素材のものを選ぶと、背中の蒸れを大幅に軽減できます。

ランドセルに保冷剤を入れても大丈夫ですか?

はい、大丈夫です。ただし、直接入れるとランドセルの教材が濡れてしまう可能性があるため、タオルで包んだり、防水のポケットに入れたりする工夫をしましょう。結露しにくいタイプの保冷剤を選ぶのがおすすめです。

登下校中、ランドセル以外でできる暑さ対策はありますか?

通気性の良い帽子をかぶる、首を冷やすネッククーラーを使う、日傘をさす、こまめに水分補給をする、といった対策が非常に重要です。ランドセルと合わせて総合的に熱中症対策を行いましょう。

まとめ|ランドセルの暑さ対策をしっかり行い、快適な通学を!

学校生活において、毎日使うランドセルの暑さ対策は思ったよりも大きな影響を与えます。

市販の暑さ対策グッズを活用したり、身近なアイテムで手づくりするなど工夫をすることで、ムレや熱からお子さまを守りやすくなります。

市販の暑さ対策グッズを活用してムレを防ぐ

背あてパッドや冷却シート、遮光カバーなど、すぐに実践できるグッズがたくさんあります。

ムレを軽減するだけでなく、熱中症のリスクも下げられるので、ぜひ検討してみてください。

手づくりの工夫でコストを抑えながら快適に!

保冷剤ポケット付きのカバーや100均アイテムを使ったアイデアは、費用を抑えつつ効果が高いのが魅力。

お子さまと一緒に作れば、夏の思い出にもなるでしょう。

保冷剤や冷却シートを活用して、夏でも快適な登下校を実現

暑い夏でも、適切な暑さ対策を行えば、通学がつらい時間ではなくなるかもしれません。

ぜひ、ご家族の皆さまで相談しながら、お子さまが笑顔で過ごせる環境を整えてあげてください。 

お子様の笑顔のために、工房ができること

猛暑の中、重いランドセルを背負って毎日登下校するお子様の姿は、ご家族にとって心配の種ですよね。

今回ご紹介した対策が、少しでもお子様の負担を和らげる一助となれば幸いです。

私たち黒川鞄工房は、6年間使うランドセルだからこそ、夏の快適性といった細部にまで目を配り、設計・製造しています。

ランドセル作りを通して、お子様の健やかな毎日を応援することが、私たちの何よりの喜びです

黒川鞄スタッフ

夏場のランドセルは大人が思う以上に過酷です。本記事のアイデアを参考に、ぜひ少しでも涼しく快適な通学を目指していただければと思います。

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この記事を書いた人

創業1965年、熟練の職人が一つひとつ手作りで仕上げるランドセル工房です。これまで50年以上にわたり、数多くのお子様の6年間に寄り添ってまいりました。長年の経験とお客様からのお声を元に、最新のランドセル情報をお届けします。

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