「いよいよ来年は小学生だね!
楽しみだね!」
そうお子さまに声をかけながらも、ママやパパの心の中には、期待と同じくらいの、ちょっぴり大きな不安が顔を覗かせているかもしれません。
そして、それはお子さま自身も同じこと。
新しい環境へのドキドキと、未知の世界へのちょっぴりの不安が入り混じるのは、ごく自然な気持ちです。
この記事では、そんな小学校入学を控えたお子さまと親御様の不安な気持ちにやさしく寄り添い、その不安を少しでも和らげ、親子で笑顔いっぱいの新生活を迎えるための、ささやかなヒントをお届けしたいと思います。
「小学校ってどんなところ?」お子さまが抱える不安の正体
まずは、お子さまたちが一体どんなことに不安を感じているのか、その小さな胸の内をそっと覗いてみましょう。
大人が思う以上に、お子さまたちはいろいろなことを敏感に感じ取っているものです。
ドキドキがいっぱい! 子どもたちが感じる代表的な不安とは
「楽しみ!」という気持ちの裏側には、こんなドキドキが隠れているのかもしれません。
新しいお友達と仲良くなれるかな 人間関係への不安 「幼稚園や保育園のお友達と離れ離れになっちゃうのかな…」「小学校で、新しいお友達とすぐに仲良くなれるかな…」「もし、いじわるな子がいたらどうしよう…」
人間関係は、大人にとっても難しいもの。
小さなお子さまにとっては、なおさら大きな不安の種になり得ます。
先生はやさしいかな ちゃんと話を聞いてもらえるかな「小学校の先生って、どんな先生なんだろう?」
「やさしい先生だといいな…」「困ったことがあったら、ちゃんと話を聞いてくれるかな?」
初めて出会う先生との関係も、お子さまにとっては未知の世界。
ちょっぴり緊張してしまうのも無理はありません。
勉強は難しくないかな ついていけるかなという心配「小学校の勉強って、難しいのかな…」「ちゃんと授業についていけるかな…」「テストで悪い点をとったらどうしよう…」
遊び中心だった園生活から、本格的な「学習」が始まることへのプレッシャーや不安を感じるお子さまもいます。
給食は全部食べられるかな 好き嫌いが多い子の悩み「小学校の給食、美味しいかな?」
「もし苦手なものが出たら、全部食べなくちゃいけないのかな・・・」
好き嫌いが多いお子さまにとっては、給食の時間がちょっぴり憂鬱な時間になってしまうのではないか、という心配もありますね。
一人でトイレに行けるかな 迷子にならないかなという心配も 広い小学校の中で、「一人でちゃんとトイレに行けるかな…」「もし授業中にトイレに行きたくなったら、先生にちゃんと言えるかな…」「広い校舎で迷子になったらどうしよう…」といった、基本的な生活面での不安を感じるお子さまも、意外と多いものです。
親も実は不安がいっぱい・・・子どもに言えない心の内
そして、実はお子さま以上に、親御様ご自身もたくさんの不安を抱えているのではないでしょうか。
お子さまの前では気丈に振る舞っていても、心の中ではいろいろなことを心配しているものです。
我が子が集団生活になじめるかどうかの心配「うちの子、マイペースなところがあるけれど、周りのお友達とうまくやっていけるかしら…」「先生の指示をちゃんと聞けるかな…」
我が子が新しい集団生活にスムーズに溶け込めるかどうかは、親として一番気になるところですよね。
勉強の遅れやいじめなど万が一の時の不安「もし勉強につまずいてしまったら、どうサポートしてあげれば良いんだろう…」「万が一、いじめのような辛い目に遭ってしまったら・・・」
考えたくはないけれど、そういった万が一の時のことを思うと、胸が苦しくなることも。
仕事との両立やPTA活動など親自身の負担への懸念「小学校に入ったら、学童のお迎えはどうしよう…」「PTA の役員とか、やらなきゃいけないのかな・・・」
お子さまの生活リズムの変化だけでなく、親御様ご自身の仕事との両立や、学校との関わり方など、親としての負担が増えることへの懸念を感じる方もいらっしゃるでしょう。
大丈夫!親子の不安を解消するための具体的なステップ
たくさんの不安、どうすれば少しでも和らげることができるのでしょうか。
焦らなくても大丈夫。
ひとつひとつ、親子で一緒に取り組んでいくことで、きっと不安は自信へと変わっていくはずです。

お子さまだけでなく、親御さまも不安を感じるのは当然のこと。まずはその気持ちを認めてあげるところから、ゆっくり始めていきましょう。
まずは「知る」ことから始めよう! 小学校のイメージづくり
未知なものに対する不安は、まず「知る」ことで軽くなります。
小学校が「なんだか怖いところ」ではなく、「なんだか楽しそうなところ!」と思えるように、ポジティブなイメージづくりを心がけましょう。
絵本や物語で小学校の楽しい雰囲気を伝えよう 小学校生活をテーマにした絵本や物語を、親子で一緒に読んでみるのはどうでしょう。
「こんな楽しいことがあるんだね!」「こんなお友達ができるかもしれないね!」と、お子さまのワクワク感を高めてあげましょう。
先輩小学生の体験談を聞かせてあげるのも効果的 もし、近所に少し年上の小学生のお兄さんやお姉さんがいたら、小学校の楽しいところや、おもしろい行事のことなどを話してもらうのも良いですね。
実際に通っている先輩からのリアルな声は、お子さまにとって何よりの安心材料になるはずです。
可能であれば入学前に学校探検や行事見学をしてみる 学校によっては、学校公開日に授業風景を見学できたり、運動会や学芸会といった行事を公開していたりする場合があります。
実際に小学校の雰囲気を感じることで、「こんなところで勉強するんだな」「なんだか楽しそうだな」と、具体的なイメージを持つことができ、不安も和らぎます。
先生と話す機会があればお子さまの特性を伝えておく
就学時健診や入学説明会などで、先生と個別にお話しできる機会があれば、お子さまの性格や、ちょっぴり心配なこと(例えば、人見知りしやすい、緊張しやすいなど)を、事前に伝えておくのも良いでしょう。
先生がお子さまのことを少しでも理解してくれている、という安心感は大きいです。
「できた!」を積み重ねる スモールステップで自信を育む
小さな「できた!」の積み重ねが、お子さまの大きな自信へと繋がっていきます。
入学前に、焦らず、ひとつひとつクリアしていきましょう。
ご挨拶やお返事など基本的な生活習慣を一緒に練習 「おはようございます!」「ありがとうございます!」「はい!」といった元気なご挨拶やお返事は、新しい環境でスムーズな人間関係を築くための第一歩。
おうちの中で、遊び感覚で練習してみましょう。
通学路を何度も一緒に歩いて道順や危険な場所を覚える 入学前に、実際に何度か通学路をお子さまと一緒に歩いてみましょう。
「ここの角は見通しが悪いから、一旦止まって左右を確認しようね」「このお花屋さんの前を通るのが目印だね」など、具体的な目印や危険な場所を一緒に確認しながら歩くことで、お子さまは安心して一人で通えるようになります。
自分の持ち物は自分で準備、片付けをする習慣をつける 前日や朝、時間割を見ながら、自分でランドセルに教科書やノートを準備する。
学校から帰ってきたら、使ったものを元の場所に戻す。
「自分のことは自分でする」という習慣を少しずつ身につけていくことも、小学校生活へのスムーズな移行に繋がります。
小さなことでも「すごいね!」「頑張ったね!」とたくさん褒める どんなに小さなことでも、お子さまが何かを達成できたら、「すごいね!」「よく頑張ったね!」と、たくさん褒めてあげてください。
その言葉が、お子さまのやる気と自信を何倍にも大きくしてくれるはずです。
「話せる安心感」が一番のお守り 親子のコミュニケーション
何よりも大切なのが、親子のあたたかいコミュニケーションです。
どんな小さなことでもお子さまの話をじっくり聞く時間をつくる 学校から帰ってきたら、「今日はどんなことがあったの?」と、お子さまの話をじっくりと聞いてあげる時間をつくりましょう。
楽しかったこと、ちょっぴり嫌だったこと、どんな些細なことでも、お子さまが安心して話せる雰囲気をつくることが大切です。
「何かあったらいつでも話してね」と伝え続ける 「ママやパパは、いつもあなたの味方だよ」「何か困ったことや、嫌なことがあったら、いつでも話してね」その言葉を、繰り返し伝えてあげてください。
その「いつでも話せる」という安心感が、お子さまにとって一番のお守りになるのです。
親自身も不安な気持ちを抱え込まず誰かに相談する そして、親御様ご自身も、不安な気持ちを一人で抱え込まないでくださいね。
パートナーや、お祖父様、お祖母様、先輩ママ、園の先生など、信頼できる人に話を聞いてもらうだけで、心がスッと軽くなることもありますよ。
実は「持ち物」もお子さまの不安解消に一役買うことがあるんです
「え?持ち物が、不安解消に繋がるの?」そう思われるかもしれませんね。
でも、実は、お子さまにとって「これがあれば大丈夫!」と思えるような、お気に入りの持ち物や、安心できるアイテムは、新しい環境での心の支えになることがあるのです。
「これがあれば大丈夫!」お守りのような存在になる持ち物
それは、高価なものでなくても良いのです。
お子さまの心がホッとできるような、小さなお守り。
大好きなキャラクターのハンカチや筆箱 いつも使っている、大好きなキャラクターが描かれたハンカチやティッシュ、筆箱。
そんななじみのあるものがそばにあるだけで、ちょっぴり緊張する新しい環境でも、少しだけ心が和らぐかもしれません。
ママやパパからのちょっとしたメッセージカード 連絡帳の隅っこや、お弁当のナプキンの下に、ママやパパからの「頑張ってね!」「大好きだよ!」なんていう、ほんの一言のメッセージカードが挟んであったら…お子さまは、それを見ただけで、きっと勇気が湧いてくるはずです。
毎日背負う「ランドセル」も実は心の支えに
毎日必ず背負っていく「ランドセル」。
これも、実は選び方次第で、お子さまの大きな心の支えになることがあるのです。
「質の高いランドセル」がくれる見えない安心感とは?
「質の高いランドセル」と聞くと、丈夫さや機能性といった実用的な面が注目されがちですが、実はそれだけではありません。
お子さまの心に、目には見えない「安心感」や「自信」を与えてくれる、不思議な力があるのです。



ランドセルが、お子さまの「お守り」になる。私たちつくり手にとって、これほど嬉しいことはありません。6年間、お子さまの心に寄り添えるようなランドセルでありたいと願っています。
「自分だけの特別なランドセル」という誇りと愛着 パパやママ、お祖父様やお祖母様と一緒に、時間をかけて、たくさん悩んで、そして「これが良い!」と自分で選んだランドセル。
それは、お子さまにとって「自分だけの特別な宝物」です。
一緒に選んだ思い出が自信に繋がる 「あの時、みんなで一緒に選んだんだよね!」
その楽しい思い出が、ランドセルを見るたびに蘇り、新しい生活への自信に繋がっていくのです。
「体にフィットして楽ちん!」毎日の通学が苦にならない快適さ 質の高いランドセルは、お子さまの体にできるだけ負担がかからないよう、驚くほど軽く感じられたり、背負い心地が良いようにつくられています。
背負い心地が良いと学校へ行く足取りも軽くなる「このランドセル、なんだか背負っていても楽ちん!」
そう感じることができれば、毎日の通学も苦にならず、学校へ行く足取りも自然と軽くなるはずです。
「学校、楽しいな!」という気持ちを、ランドセルがそっと後押ししてくれるかもしれません。
「丈夫で安心!」大切な教科書をしっかり守ってくれる信頼感 質の高いランドセルは、本当に丈夫につくられています。
大切な教科書やノートを、雨や衝撃からしっかりと守ってくれるという信頼感は、お子さまにとっても、そして親御様にとっても、大きな安心に繋がります。
雨の日も型崩れの心配が少ないと心強い 「これなら、雨の日も中の教科書が濡れにくいから大丈夫だね」「ちょっとくらいぶつけちゃっても、きっと壊れないよね」そんな安心感が、お子さまの心を強くしてくれるのです。
「これカッコイイでしょ!」お友達との会話のきっかけにも お気に入りのランドセルは、新しいお友達との会話のきっかけにもなるかもしれません。
「そのランドセル、素敵だね!」「どこで買ったの?」そんな一言から、自然と友情の輪が広がっていくことも。
入学前の不安は成長の証 親子で乗り越えて大きな自信に
小学校入学を前にした不安は、お子さまが新しい世界へ一歩踏み出そうとしている、大切な成長の証です。
完璧じゃなくていい 少しずつ慣れていけば大丈夫 最初から何もかも完璧にできる子なんていません。
新しい環境に戸惑ったり、失敗したりしながら、少しずつ、本当に少しずつ慣れていけば良いのです。
その過程を、あたたかく見守ってあげてくださいね。
困った時は一人で悩まず先生や周りの人に相談しよう もし、どうしても親子だけでは解決できないような大きな不安や困り事が出てきたら、どうか一人で悩まずに、遠慮なく学校の先生や、周りの頼れる大人に相談してください。
きっと、親身になって話を聞いてくれ、力を貸してくれるはずです。
【まとめ】不安を自信に変えて笑顔いっぱいの小学校生活を!
小学校入学は、お子さまにとっても、ご家族にとっても、人生における大きな、そして、素晴らしい節目です。
たくさんの期待と、ちょっぴりの不安。
それらすべてを抱きしめながら、親子で一緒に手を取り合って乗り越えていくことで、きっとその不安は、かけがえのない大きな自信へと変わっていくはずです。
この記事が、皆さまの不安な気持ちを少しでも和らげ、お子さまが笑顔いっぱいの小学校生活をスタートするためのお役に、ほんの少しでも立てたなら、こんなにうれしいことはありません。
ピカピカのランドセルに夢と希望を詰め込んで、素晴らしい春を迎えてくださいね!