「うちの子、ちゃんと安全に学校まで行けるかな…」
初めての通学は、お子さまにとっても、そして、パパやママにとっても、ドキドキがいっぱいですよね。
大切な我が子を事故や危険から守るために、私たち親ができることって何でしょう?
この記事では、今日から親子で取り組める交通安全の基本から、意外と知られていない「持ち物」に隠された安全のヒントまで、お子さまの笑顔を守るための大切なポイントを、やさしくお伝えします。
まず始めたい!「交通安全のお約束」親子でしっかり確認
何よりも一番大切なことは、お子さま自身が交通ルールをしっかりと理解し、それを守る習慣をつけることです。
でも、ただ「ルールを守りなさい!」と一方的に言うだけでは、なかなか小さなお子さまの心には響きにくいもの。
親子で一緒に、楽しく、そして真剣に確認していくことが大切です。
入学前にマスター! 今日からできる大切なこと
入学式の日を安心して迎えるために、今から少しずつ準備を始めましょう。
一緒に歩こう! 通学路てくてく安全チェック
まず、入学前に何度か、実際にお子さまと一緒に通学路を歩いてみてください。
「ここの信号は、青になってもすぐに飛び出さないで、右と左をしっかり見てから渡ろうね」「この道は車がたくさん通るから、白い線の内側を歩こうね」など、具体的な場所で、お子さまの目線に合わせて、ひとつひとつ丁寧に教えてあげることが大切です。
危なそうな場所や、見通しの悪い場所などを一緒に確認する良い機会にもなります。
横断歩道は手を挙げて 歌で楽しくルール覚え
横断歩道の渡り方は、交通安全の基本中の基本。
「止まる、見る(右見て、左見て、もう一度右見て!)、待つ、渡る」そして、車や自転車の運転手さんに「渡りますよ」の合図として、手をピンと挙げること。
この一連の動作を、歌にしたり、リズムに乗せたりして、お子さまが楽しく覚えられるように工夫するのも良いですね。
「飛び出しは絶対ダメ!」理由もやさしく伝えよう
子どもの交通事故で特に多いのが「飛び出し」です。
ボールを追いかけて、お友達を見つけて、など、夢中になるとついつい周りが見えなくなってしまうのが子どもというもの。
「どうして飛び出しちゃいけないのか」「車は急には止まれないんだよ」という理由を、お子さまが「なるほど、だから危ないんだな」と心から理解できるように、やさしく、でも真剣に伝えてあげてください。
「こども 110 番の家」も知っておくと安心だね
もしも通学途中で何か困ったことや怖いことがあった時に、助けを求められる場所があることを知っているだけでも、お子さまの安心感は大きく変わります。
地域の「こども110番の家」のステッカーが貼ってあるおうちやお店を、通学路を歩きながら一緒に確認しておきましょう。
「何かあったら、ここのブザーを鳴らして助けを求めるんだよ」と教えてあげてくださいね。

交通ルールは、繰り返し伝えることが大切ですね。なぜ危ないのか、その理由を一緒に考えることで、お子さまの安全への意識も高まります。
「道の歩き方」にもコツがある 安全を高める小さな工夫
ただ道を歩くだけでも、ちょっとした意識や工夫で、お子さまの安全性をぐっと高めることができます。
毎日の通学路 ちょっとした意識で変わる
毎日のことだからこそ、安全な歩き方を習慣にしたいですね。
できるだけ明るく人通りの多い道を選ぼう
少し遠回りになったとしても、できるだけ「明るくて、人通りのある道」を通学路として選んであげたいものです。
暗くて狭い路地や、人気のない道は、不審者に狙われやすかったり、事故に遭いやすかったりする可能性があります。
雨の日や夕方は特に注意!明るい色の服装を
雨の日や、日が暮れるのが早い秋から冬にかけての夕暮れ時は、車の運転手さんから歩行者が見えにくくなります。
そんな時は特に、お子さまには「明るい色の傘やレインコート、そしてお洋服」を身につけさせてあげましょう。
黄色や白、蛍光色などは、暗い中でも比較的目立ちやすい色です。
お友達と一緒でもふざけずに一列で歩こうね
お友達と一緒の登下校は、お子さまにとっても楽しくて心強いものですよね。
でも、ついついおしゃべりに夢中になってふざけたり、道いっぱいに広がって歩いてしまったりすると、車や自転車との接触事故の危険性が高まります。
お友達と一緒でも、道の端を一列で歩くこと、周りの状況に気を配ることを、しっかりとお約束しておきましょう。
「持ち物」にもお子さまを守るヒントがいっぱい
実は、毎日お子さまが持って行く「持ち物」の中にも、安全を守るための工夫を凝らすことができるものがたくさんあります。
いざという時のお守りアイテム
「備えあれば憂いなし」ということわざもありますが、まさにその通り。
万が一の時に、お子さま自身を守るためのお守りアイテムを持たせてあげましょう。
防犯ブザーはすぐに鳴らせる場所がベスト
不審者に声をかけられたり、怖い思いをしたりした時に、大きな音で周囲に助けを求めることができる「防犯ブザー」。
これは、ぜひ持たせてあげたいアイテムの一つです。
でも、いざという時にすぐに使えなければ意味がありません。
ランドセルの肩ベルトなど、お子さまが一番使いやすい、すぐに手の届く場所につけてあげましょう。
そして、定期的におうちで「こうやって鳴らすんだよ」と、鳴らし方の練習をしておくことも大切です。
毎日使う「ランドセル」にも安全の秘密が
そして、意外と見落としがちかもしれませんが、お子さまが毎日背負って学校へ行く「ランドセル」そのものにも、実は安全を守るための大切な秘密が隠されていることがあるのです。
「ランドセル」がお子さまの安全な通学をどう支えるの
「え?ランドセルって、教科書やノートを入れるためのものでしょ?」多くの方がそう思われるかもしれません。
もちろん、それが一番の役割ではありますが、実は「質の高いランドセル」には、お子さまの毎日の安全な通学を、陰ながらしっかりと支えてくれるためのさまざまな工夫が、たくさん詰まっているのです!
ただの鞄じゃない!隠された安全機能に注目
ただ丈夫で長持ちする、というだけではありません。
お子さまの「行ってきます!」と「ただいま!」の元気な声を、6年間しっかりと見守り、支えてくれる頼もしい存在。
それが、質の高いランドセルなのです。
ピカッと光って存在をお知らせ! 反射材は命綱
車のライトが当たるとキラリと強く光る「反射材」。
これがランドセルの前後左右、肩ベルトなど、効果的な位置にしっかりと付けられていると、まだ薄暗い早朝や雨で視界の悪い日、日がとっぷりと暮れた夕暮れ時などでも、車の運転手さんがお子さまの存在にいち早く気づくことができます。
これは、交通事故を未然に防ぐ上で、本当に重要なポイントです。
質の高いランドセルは、デザイン性を損なうことなく、でも確実に安全性を高められる位置に、この反射材を効果的に、そして広範囲に配置しているものが多いのです。
もしもの時にパッと外れる 安全ナスカンのやさしさ
ランドセルの側面についている、給食袋や体操着袋などをぶら下げるためのフック(ナスカン)。
ここにぶら下げたものが、もし自転車やバイク、あるいはドアノブなどに引っかかってしまったら…と考えると、本当に怖いですよね。
質の高いランドセルの中には、そういった万が一の事態を想定して、一定以上の強い力が加わると、このナスカンが本体からパッと自然に外れるように設計された「安全ナスカン(またはそれに類する機能)」が採用されているものがあります。
これにより、お子さまが引きずられてしまうといった危険な事故を防ぐことができるのです。
これは、小さなやさしさですが、とても大きな安心に繋がります。
なお、黒川鞄工房では安全ナスカンは採用しておりません。
過去には、採用していた時期もございましたが、破損しやすかったり、逆に大事な荷物を紛失してしまったりというトラブルもあり、現在は通常のナスカンを採用しています。
通常のナスカンで事故につながった事例はこれまでになく、安心してお使いいただけると考えています。
体にフィットしてふらつきにくい 転倒防止にも一役
ランドセルがお子さまの体に合っていなくてグラグラしたり、荷物の重さで後ろに大きく引っ張られたりすると、歩いている時にバランスを崩してふらついたり、最悪の場合、転んでしまったりする危険性があります。
特に体の小さなお子さまにとっては、これは大きな問題です。
質の高いランドセルは、人間工学に基づいて設計されていて、お子さまの背中のカーブにやさしくフィットし、肩ベルトも適切な位置で調節できるため、ランドセル全体が体と一体化したように安定します。
これにより、ふらつきにくくなり、転倒のリスクを減らしてくれるのです。
丈夫なつくりがいざという時の盾になることも
万が一、お子さまが転んでしまったり、何かに軽くぶつかってしまったりした時。
ランドセルがしっかりと丈夫につくられていれば、中の大切な教科書やノートを守ってくれるだけでなく、お子さまの体への衝撃を少しでも和らげてくれる「盾」のような役割を果たしてくれるかもしれません。
質の高いランドセルは、見えない部分の芯材がしっかりしていたり、型崩れしにくいように工夫されていたりするので、そういった意味でも安心感があります。



ランドセルが「盾」になるという視点は、私たちつくり手にとっても非常に重要です。6年間、お子さまをしっかりと守れるよう、丈夫さにもとことんこだわっています。
「安全」という名の愛情をランドセルに込めて選ぼう
ランドセルを選ぶとき、お子さまの好きな色や、素敵なデザイン、軽さや収納力、そして丈夫さも、もちろんとても大切なポイントです。
でも、それらと同じくらい、「このランドセルは、うちの子を6年間、安全に守ってくれるかな?」という視点も、ぜひ加えてみてください。
デザインや機能と並ぶ大切な視点
それは、お子さまへの深い愛情の表れであり、そして6年間の安心への、かけがえのない「投資」とも言えるのではないでしょうか。
ピカピカのランドセルに、お子さまの安全への願いを込めて。
まとめ ご家族みんなで高める安全意識がお子さまを守る
お子さまの安全な通学は、ご本人が交通ルールを守ることはもちろんですが、それだけでなく、ご家族が日頃から安全について話し合い、そして地域社会全体で見守っていくことが何よりも大切です。
今日からできる小さなことから始めて、お子さまが毎日、元気いっぱいの笑顔で「行ってきます!」そして「ただいま!」と言えるように、みんなで支え合っていきましょうね。
毎日の安心を、質の高いランドセルがそっとお手伝いできることを願っています。