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牛革製品のカビ対策!カビが生える保管方法から取り方まで

独特のエイジングにより、使い込めば使い込むほど魅力が高まるのが牛革製品です。

ですが、牛革製品は天然素材であるため、保管方法によってはカビが生えてしまうこともあります。

梅雨時期などに棚の奥にしまっていた大切な牛革製品に大量のカビが生えていた、なんてことはよくある話です。

牛革製品を長く愛用していくのであればカビ対策は欠かせません。

本記事では、牛革製品がカビやすい理由や、自宅でできるカビの取り方、そして、カビを防ぐ保管方法について詳しくご紹介いたします。

目次

牛革製品は天然素材でカビやすい

まず、牛革製品がなぜカビやすいのか、その理由を理解しておきましょう。

カビやすい牛革

牛革は動物の皮からつくられた天然素材であり、適度な湿度と温度、そして栄養分が揃うとカビが発生しやすくなります。

特に未加工のナチュラルレザーや、オイルを多く含んだ革製品は、カビの栄養源となる油分が多いため、カビが生えやすい傾向があります。

水分を弾くための役割があるものの、油分そのものがカビの元となることがあるのです。

カビにくい牛革

一方、表面にしっかりとコーティングが施されている加工革や、染色加工がしっかりされている革は、比較的カビに強いです。

しかし、完全にカビを防げるわけではないので油断は禁物です。

どれだけ防カビ加工がされていたとしてもちょっとした湿気などにより、びっしりカビが生えてしまうことも珍しくありません。

牛革は高い湿度で保管するとカビやすい

牛革製品は湿度が高い環境で保管すると、カビが発生しやすくなります。

日本の梅雨時期や夏場は特に注意が必要です。

また、密閉された場所や通気性の悪い場所での保管も、カビの原因となります。

できるだけ風通しが良い場所での保管をおすすめします。

自宅でカビ取りの手入れをする

万が一、牛革製品にカビが生えてしまった場合でも、慌てずに対処しましょう。

自宅でできるカビの取り方をご紹介します。

①まずはブラッシング

最初のステップは、カビを物理的に取り除くことです。

革専用のブラシを準備

革専用のブラシを用意し、カビの生えた部分を優しくブラッシングします。

強く擦りすぎないように注意し、カビの胞子が飛び散らないように屋外で行うか、新聞紙などを敷いて作業しましょう。

もし、どうしても革専用のブラシが無い場合は、100均でも革用のブラシが手に入るので手軽に準備できます。

②天日干しをする

ブラッシングで表面のカビを取り除いたら、次に天日干しを行います。

直射日光に当てると革が変色する恐れがあるため、風通しの良い日陰で数時間干すのがおすすめです。

これにより、湿気を飛ばし、カビの繁殖を抑えます。

③重曹水で拭き取る

次に、重曹水を使ってカビを拭き取ります。

重曹小さじ1をぬるま湯カップ1に溶かし、やわらかい布に含ませて固く絞ります。

カビの部分を優しく拭き取り、その後は乾いた布で水分をしっかり拭き取ります。

④エタノールで消毒する

カビの再発を防ぐために、エタノール(消毒用アルコール)で消毒します。

エタノールを布に含ませ、革全体を軽く拭きます。

少量のエタノールは揮発性が高く、水分を残さないため、革を傷めずに消毒することもできます。

ただし、使いすぎにより傷んでしまったり、色落ちする可能性があるので、目立たない部分で試してから行いましょう。

⑤カビ取りクリーナーを使用する

市販のカビ取りクリーナーを使用するのも効果的です。

革製品専用のものを選び、使用方法をよく読んで正しく使いましょう。

専用品は革にやさしく、効果的にカビを除去できます。

ひどい場合は専門の業者へカビ取りのクリーニングへ出す

自宅での対処でカビが取りきれない場合や、革が変色してしまった場合は、無理に自分で処理せず、専門のクリーニング業者に相談しましょう。

プロの手による適切な処置で、革製品を蘇らせることができます。

大切なランドセルやバッグを長く使うためには、専門家の力を借りることも検討してください。

やはりプロはプロ。

家庭では対処できないようなカビでもしっかりと除去してリペアしてくれるでしょう。

カビない牛革の保管方法

カビを予防するためには、日頃の保管方法が重要です。

湿気の溜まらない風通しのいい場所に保管する

牛革製品は湿気の少ない、風通しの良い場所で保管しましょう。

クローゼットの中でも湿気がこもりやすい場所は避け、除湿剤や乾燥剤を活用するのも効果的です。

特に梅雨時期や夏場は湿度が高くなるため、注意が必要です。

定期的に汚れを落とす

汚れや皮脂はカビの栄養源となります。

定期的にブラッシングや乾拭きを行い、革製品を清潔に保ちましょう。

お子さまのランドセルも、帰宅後に軽くお手入れする習慣をつけると良いですね。

他の物と密着させない

保管時に他の物と密着させると、通気性が悪くなりカビが生えやすくなります。

可能であれば、不織布などの袋に入れるか、ハンガーにかけて吊るして保管すると効果的です。

また、直接床に置かず、棚やラックを利用して風通しを良くしましょう。

牛革のカビ対策まとめ

牛革製品は天然素材ならではの魅力がありますが、その分デリケートでもあります。

適切なお手入れと保管方法で、カビの発生を防ぐことができます。

湿気を避ける

風通しの良い場所で保管し、湿度の高い場所は避けましょう。

定期的なお手入れ

汚れを溜めないようにし、カビの栄養源を断ちます。

密着を避ける

他の物と重ねず、通気性を確保します。

カビが生えたら早めに対処

軽度のカビは自宅でお手入れし、ひどい場合は専門業者に相談しましょう。

あなたの牛革製品を長く美しく保つために、ぜひ日頃からのカビ対策を心がけてください。

お手入れは難しくありませんし、慣れれば革を育てるためのメンテナンスの作業はとても楽しいものです。

あなたが快適に牛革製品をお使いいただけるよう、本記事がお役に立てれば幸いです。

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