ンドセルは、小学校への入学とともにお子さまが背負う大切な相棒です。
しかし、家の中でランドセルが決まった置き場を持たずに床に転がっていることがよくあります。
お子さまが毎日学校から帰ってきて、ランドセルをどこに置くべきか迷ったり、定位置にしまうのを面倒だと感じることは、意外と多い問題かもしれません。
この記事では、ランドセルの置き場所をどう定めれば良いのか、その方法についてお話しします。
床に転がるランドセル…どこの家にもある光景です
家に帰ると玄関やリビングの床にランドセルが転がっている…、これは多くのご家庭で見られる光景です。
特に疲れた放課後には、ランドセルを適切にしまうことが後回しにされがちです。
しかし、この習慣がランドセルの寿命を縮める原因ともなります。
床にランドセルがあると、人が踏んだり、ペットがいたずらしたりするリスクもあります。
かぶせ部分が擦れて傷がつくことだってあり得ます。
なぜランドセルが片付かないか
ランドセルが片付かないことはどんな家庭でも経験することですが、なぜ子どもたちはランドセルを片付けることができないのでしょうか。
①そもそも置き場が定まっていない
ランドセルが片付かない主な理由の一つは、そもそも専用の置き場が家の中に設定されていないからです。
ランドセルを毎日同じ場所に置く習慣が身につくと、お子さま自身もその場所を自然と覚え、責任を持ってランドセルを収納するようになります。
毎回しつこいほど褒めてあげることで、自分で進んで片付けるようになるかもしれません。
②収納のせいでランドセルをしまうのに手間がいる
もう一つの問題は、ランドセルをしまうための収納スペースが使いにくい、または、場所が悪いことです。
例えば、ランドセルラックが扉で覆われていて開閉が困難だったり、ラックがお子さまの手の届かない高さに設置されていて使い勝手が悪い場合、お子さまはランドセルを適切に片付けることを面倒に感じてしまうかもしれません。
③小学生とはそういうもの
さらに、小学生は日々の生活の中で多くの新しいことを学んでいる途中です。
そのため、片付けや整理整頓が完璧でないことも多々あります。
そもそも子どもとはそういうものなのです。
親としては、子どもが自分の物を大切に扱い、適切に管理する方法を学べるように少しずつできるように、忍耐強くサポートしてあげることが重要です。
ランドセル置き場にぴったりな場所
ランドセルをどこに置くかは、家の構造や生活スタイルによっても変わりますが、以下にいくつかの一般的な選択肢をご紹介します。
お子さまがランドセルを出し入れしやすいこと、そしてランドセルが家庭内で「定位置」を持つことの二つを目指してどの場所が良いか考えてみてください。
①子ども部屋
お子さまの部屋にランドセルの定位置を設けることは、自立心を育てる絶好のチャンスです。
ランドセル専用の小さなラックや、壁に取り付けられるフックを利用すると、スペースを有効活用しつつ、お子さまが自分のものを管理する習慣をつけるのに役立ちます。
ただし、朝の忙しい時間に子ども部屋からランドセルを取り出すのが大変な場合は、もう一つの選択肢も考慮に入れてみてください。
②玄関
玄関は家を出る際、最後に通る場所です。
ランドセルを玄関近くに置くことで、学校へ行く際の忘れ物を防ぎやすくなります。
ランドセルを置くための専用スペースを設けることが理想的で、玄関が狭い場合は、壁掛けフックやスリムな収納棚を使うのがおすすめです。
③リビング
リビングにランドセルを置くことは、家族が一緒にいる時間が多い家庭に適しています。
ランドセルがリビングにあることで、親が宿題や学校の準備をお子さまと一緒に確認しやすくなります。
ランドセルスタンドや小さなラックをリビングの一角に設置することで、お子さまが自分のランドセルを簡単に片付けられるようになります。
④その他
その他の選択肢としては、家庭用の空いているスペースや廊下、広いのであれば階段の踊り場などが考えられます。
これらの場所は通常、日常生活の流れの中で自然と通る場所であるため、ランドセルを置くには便利な場所かもしれません。
重要なのは、お子さまが自分でランドセルを簡単に取り出せるようにすることです。
このようにランドセルの置き場所を工夫することで、お子さまが自分自身や生活をうまく管理できるようになる教育の一歩となります。
また、家の中がすっきりと整理され、毎日の生活がよりスムーズになるでしょう。
ランドセルを置きやすい棚やラック、スタンドを使おう
ランドセルを毎日簡単に片付けられるようにするためには、適切な収納アイテムの選択が非常に重要です。
お店にはさまざまなランドセル用の棚やラック、スタンドがありますが、選ぶ際には以下の点を考慮してください:
高さとアクセスの容易さ
お子さまが自分でランドセルを簡単に取り出せる高さに設置しましょう。
スペースの有効活用
利用可能なスペースに合わせて、コンパクトなものや角を活用するタイプのラックを選ぶと良いでしょう。
耐久性と安全性
重いランドセルを支えられる十分な強度と安定感があることを確認してください。
また、安全な素材でできていることも重要です。
ランドセルを定位置に置く習慣を付けてもらおう
ランドセルの定位置を決めたら、次はお子さまにその習慣を身に付けさせることが重要です。
最初は一緒にランドセルを収納場所に戻すことから始め、徐々にお子さまが一人でできるように促していきましょう。
以下の方法を試してみてください。
褒めてあげる
ランドセルをきちんと片付けたときは褒めて励ましましょう。
子どもは認められることによってやる気を持続させることができます。
ルーチンの確立
学校から帰った後や翌日の準備時にランドセルを収納することを日常のルーチンに組み込むと、習慣化しやすくなります。
親の手本
親が自分のバッグや物を決まった場所に置く姿を見せることで、お子さまも見習いやすくなります。
ランドセルの収納場所を明確にし、適切な収納を使用することで、お子さまは自分の持ち物を大切に扱うことを学びます。
また、家の中も整然と保つことができ、忙しい朝もスムーズに準備ができるようになるでしょう。