「ピカピカの一年生になるあの子に、心からのお祝いを贈りたい!
でも、入学祝いって、いくらくらい包めば失礼にならないかしら…?」
大切なお子さまの新たな門出をお祝いしたい気持ちは山々だけれど、いざ準備するとなると、金額の相場やマナーのことで頭を悩ませてしまう、という方は意外と多いのではないでしょうか。
その悩みは、相手を思いやるやさしい気持ちの表れ。
この記事では、そんなあなたの不安な気持ちに寄り添い、一般的な相場や大切なマナー、そして心から喜ばれるお祝い選びのヒントについて、わかりやすくお伝えしていきます。
「いくら包む?」悩ましい入学祝いの金額 その背景にあるもの
お祝いの気持ちを「金額」という形で表すのは、なかなか難しいものですよね。
多すぎても相手に気を遣わせてしまうかもしれないし、少なすぎても失礼にあたるのでは…と、いろいろと考えてしまいます。
お祝いの気持ちが一番大切!でも相場も気になるのが本音
まず大前提として、何よりも大切なのは「おめでとう!」という心からのお祝いの気持ちです。
金額の多少にかかわらず、そのあたたかい気持ちはきっと相手に伝わるはず。
でも、そうは言っても、一般的な相場を知っておくことで、安心して準備を進められるというのも正直なところですよね。
相手との関係性や地域性も影響する
入学祝いの金額は、贈る相手のお子さまとの関係性(例えば、自分の孫なのか、甥や姪なのか、友人の子どもなのかなど)によって、大きく変わってきます。
また、お住まいの地域や、これまでの親戚間・友人間の慣習なども、少なからず影響することがあります。
無理のない範囲で心を込めることが何より重要
相場はあくまで目安の一つ。
一番大切なのは、ご自身の経済状況なども考慮した上で、無理のない範囲で、精一杯のお祝いの気持ちを込めることです。
背伸びをしすぎたり、逆に見栄を張ったりする必要はまったくありませんよ。
相場を知っておけば安心!一般的な金額の目安をご紹介
では、一般的な入学祝いの金額の目安を、贈る相手別にご紹介しますね。
あくまで参考として、心に留めておいてください。
祖父母から孫へ 愛情の深さが金額にも反映?
お孫さんへの入学祝いは、やはり特別なもの。
ランドセルや学習机といった高価な品物をプレゼントしたり、現金を多めに包んだりするケースが多いようです。
金額の目安としては、10,000円〜50,000円程度、あるいはそれ以上ということも。
お孫さんの喜ぶ顔が見たい、という愛情の深さが、金額にも反映されるのかもしれませんね。

お孫さんへの贈り物は、本当に特別なものですよね。私たちのお店でも、おじいさま、おばあさまが嬉しそうにランドセルを選ばれる姿をよくお見かけします。
親戚(兄弟姉妹・甥姪)から 心ばかりのお祝いを
ご自身の兄弟姉妹のお子さまや、甥御さん・姪御さんへの入学祝いとしては、5,000円〜10,000円程度が一般的なようです。
「心ばかりですが」という気持ちで、お祝いを贈る方が多いですね。
友人・知人から 親しさの度合いに応じて
親しいご友人やお知り合いのお子さまへのお祝いは、3,000円〜5,000円程度が目安となるでしょう。
普段のお付き合いの深さや、ご自身の状況なども考慮して、気持ちよく贈れる金額を選ぶのが良いですね。
職場の同僚や部下から お付き合いの範囲で
職場の同僚や部下のお子さまへ贈る場合は、個人的にとても親しい間柄でなければ、特にお祝いをしないというケースも少なくありません。
もし贈るとしても、相手に気を遣わせないよう、3,000円程度の図書カードや商品券などが無難かもしれません。
金額だけじゃない!入学祝いを贈る時の大切なマナー
お祝いの気持ちをしっかりと伝えるためには、金額だけでなく、贈る際のマナーも大切にしたいものです。
せっかくのお祝いですから、相手に気持ちよく受け取ってもらえるように、基本的な心遣いは忘れないようにしましょう。
気持ちよく受け取ってもらうための心遣い
ちょっとしたことですが、知っていると知らないとでは大違い。
ぜひ参考にしてくださいね。
渡すタイミングはいつが良い?早すぎても遅すぎても・・・
入学祝いを渡すタイミングとしては、入学式の2〜3週間前から、遅くとも1週間前くらいまでが良いとされています。
あまり早すぎても、受け取った側が保管に困ってしまったり、入学の準備がまだ本格化していなくて実感が湧かなかったりすることがあります。
逆に、入学式直前や入学後になってしまうと、お祝いムードも落ち着いてしまい、少し間が抜けた印象になってしまうかもしれません。
のし袋の選び方 書き方にも基本のルールが
現金を贈る場合は、紅白の蝶結びの水引がついたのし袋を選びましょう。
蝶結びは「何度あってもうれしいお祝い事」に使われます。
表書きは、「御入学祝」「祝 御入学」などとし、水引の下に自分の名前をフルネームで書きます。
新札を用意する気配りも忘れずに
お祝い事でお金を包む際には、できるだけ新札を用意するのがマナーとされています。
「この日のために準備しました」という気持ちが伝わりますし、受け取った側も清々しい気持ちになりますよね。
銀行などで早めに準備しておくと良いでしょう。
一言メッセージを添えると喜びもアップ
現金や品物だけを渡すのではなく、ぜひ「ご入学おめでとうございます。
これからの小学校生活が、たくさんの笑顔であふれるものになりますように」など、ちょっとしたメッセージカードを添えるのもおすすめです。
その一言があるだけで、お祝いの気持ちがより深く伝わり、喜びも格段にアップするはずですよ。
現金以外のお祝いなら?品物を選ぶ時の注意点
現金ではなく、品物を贈るという選択も素敵ですよね。
でも、品物を選ぶ際には、いくつか心に留めておきたい注意点があります。
せっかくプレゼントしたのに、「実はもう持っていた…」なんてことになったら、お互いに少し気まずいですよね。
もし可能であれば、事前に親御様に「何か準備しているものはある?」「こんなものを考えているんだけど、どうかな?」と、さりげなく確認してみるのがおすすめです。
例えば、キャラクターものの学用品をあまり好まない教育方針のご家庭や、お部屋のインテリアに合わないデザインのものを贈ってしまうと、かえって困らせてしまうことも。
相手の好みや考え方を尊重する気持ちも大切です。
どうしても何を選んで良いかわからない、という場合には、思い切って親御様に「何か必要なものや、欲しいものはある?」とリクエストを聞いてみるのも、一つの良い方法です。
本当に必要なものを贈ることができれば、きっと一番喜んでもらえますよね。
「ランドセル」を入学祝いにする場合の相場と想いの込め方
さて、入学祝いの中でも、特に「大きなプレゼント」として選ばれることの多い「ランドセル」。
お祖父様、お祖母様が、お孫さんのために贈るケースが非常に多いですよね。
特別な贈り物だからこそ金額以上の価値がある
ランドセルは、お子さまの6年間の学びと成長を毎日支え続ける、かけがえのない特別な存在です。
だからこそ、そこには金額だけでは測れない、たくさんの「想い」や「価値」が詰まっていると言えます。
ランドセルの価格帯は幅広い 予算に合わせて選べる
最近のランドセルは、本当に種類が豊富で、価格帯も数万円のものから十数万円するものまで、幅広くあります。
そのため、ご自身の予算や、お祝いの気持ちに合わせて、無理のない範囲で選ぶことができます。
祖父母からの「大きなプレゼント」として選ばれることが多い
やはり、お祖父様、お祖母様にとって、お孫さんへのランドセルのプレゼントは、この上ない喜びであり、最大の愛情表現の一つ。
お孫さんがそのランドセルを背負って、元気に学校へ通う姿を想像するだけで、胸がいっぱいになるのではないでしょうか。
複数人で出し合って贈るという素敵な方法も
もし、一人で贈るには少し負担が大きいな、と感じる場合には、例えばご両家のお祖父様、お祖母様が一緒に、あるいは兄弟姉妹で少しずつお金を出し合って、一つの質の高いランドセルをプレゼントする、というのもとても素敵な方法です。
みんなの愛情が詰まったランドセルは、お子さまにとっても、より一層特別なものになるはずです。
「質の高いランドセル」は相場以上の満足感と感動をくれる
もし、そのランドセルが、お子さまの体のことや安全のこと、そして、6年間という長い期間使うことを真剣に考えてつくられた「質の高いランドセル」であったなら、その喜びや感動は、きっと「相場」という言葉だけでは表せないほど、大きなものになるはずです。
質の高いランドセルは、ただ丈夫なだけでなく、お子さまが毎日快適に、安全に使えるように、たくさんの工夫が凝らされています。
6年間、型崩れしにくく、雨にも強い丈夫さ。
そして、お子さまの小さな体にできるだけ負担をかけない、驚くほど軽くて背負いやすい工夫。
これらは、お金には代えられない、かけがえのない「価値」と言えるでしょう。
質の高いランドセルをプレゼントされた時のお子さまの、あのキラキラと輝く最高の笑顔!
そのランドセルとともに成長していく姿を6年間見守ることができる喜び。
「こんな素敵なランドセルを、どうもありがとう!」
そんな心からの感謝の言葉と、うれしそうに輝くお子さまの瞳は、贈った側にとって、何物にも代えがたい最高のプレゼント返しになるはずです。
質の高いランドセルを選ぶということは、贈る側にとっても、「本当に良いものを、大切なあの子に贈ることができた」という、大きな満足感と誇らしい気持ちを与えてくれます。
相場はあくまで目安 大切なのはお祝いしたい純粋な気持ち
ここまで、入学祝いの相場やマナーについていろいろとお伝えしてきましたが、やはり一番忘れてはいけないのは、「おめでとう!」という心からの純粋なお祝いの気持ちです。
金額に捉われすぎず心を込めたお祝いを
相場はあくまで参考の一つ。
金額の大小に捉われすぎることなく、あなたのあたたかい気持ちが伝わるような、心を込めたお祝いをすることが何よりも大切です。
【まとめ】心からの「おめでとう」が伝わる素敵な入学祝いを!
お子さまの小学校入学という、キラキラと輝く新たな門出。
そのお祝いの気持ちを、どんな形で届けようか悩む時間は、とてもあたたかくて尊いものです。
この記事が、あなたの「おめでとう!」の気持ちを最高の形で届けるために、少しでもお役に立てたなら、こんなにうれしいことはありません。
お子さまの未来が、たくさんの笑顔と喜びに満ちあふれたものになりますように。
その大切な一歩を、心からの素敵な入学祝いが、力強く後押ししてくれますように。