お子さまの大切なランドセル選び、価格でどう選べば良いか迷いますよね。
そんなあなたに、最新のランドセルの価格相場をお届けします。
ひとことにランドセルと言っても、価格はバリエーションの数だけ存在します。
とても安いものでは数万円、高いものになると数十万円となるランドセルですが、価格の違いはそれだけ品質に違いがあるということ。
ぜひランドセルの相場を知って、ラン活の参考にしてくださいね。
ランドセルの値段の相場
最近のアンケートでは、ランドセルの価格帯について興味深い結果が出ました。
なんと、33.3%の親御さんがお子さまのランドセルに65,000円以上を投じているんです。
お子さまへの愛情を感じますね。
また、ランドセルに55,000円から64,999円を支払ったという家庭は24.4%に上り、40,000円から54,999円を支払ったという家庭が18.1%と続きます。比較的リーズナブルな25,000円から39,999円は12.6%、24,999円以下という節約志向の方はわずか4.2%でした。
「いくらが妥当かよくわからない」という正直な声も7.5%ありました。
これを見ると、やはり品質や機能性を重視して、少々高めの価格帯のランドセルを選ぶ傾向にあるようです。
ランドセルは、お子さまの成長と共に長く使う大事なアイテム。
価格だけでなく、品質やデザイン、お子さまの喜ぶ顔を想像しながら、最適な一つを選びたいですよね。
ランドセルの価格帯による違い
年中さんの秋ごろになると、一年と少しでお子さまの小学校入学を控え、ランドセル選びが重要なイベントとなります。
ランドセルにはさまざまな価格帯があり、価格帯ごとのそれぞれに特徴が存在します。
価格帯別の特徴を説明しますので、お子さまに最適な選択をするための参考にしていただければと思います。
30,000円以下のランドセルの特徴
この価格帯のランドセルは、基本的な機能を備えつつ、コストを抑えたモデルが多いです。
海外で生産され、量販店で販売されている廉価の物が該当し、素材は人工皮革や軽量素材が用いられることが一般的。
カラーバリエーションは限定されがちです。
予算を重視する家庭には適した選択ですが、耐久性やデザインの面で制限がある点を理解しておく必要があります。
もちろん消耗品として割り切って、壊れた際に買い直すことを前提にして選ぶという方法を取るご家庭もあるでしょう。
30,000円台のランドセルの特徴
この価格帯では、海外で加工された量産品であるものの、機能性とデザインがやや向上されたランドセルを見つけることができます。
人工皮革や一部本革を使用したモデルがあり、カラーや装飾のバリエーションも豊富になります。
耐久性も30,000円以下のものよりは向上しています。
ですが海外で工業的に作られた量産品となりますから、壊れた場合の修理などが難しいことが多いなど、廉価な価格帯のランドセルと同等の問題も抱えています。
耐久性や保証などで不安がある場合は、もう少し高い価格帯の物を選ぶ方が無難かもしれません。
40,000円台のランドセルの特徴
この価格帯になると、やや素材の品質が向上し、デザインの細部にもこだわりが見られるようになります。
また、機能面でも背負い心地を考慮した設計が採用されるなど、お子さまの使いやすさが追求されています。
とはいえ、この価格帯でも基本的に廉価なモデルであることに違いはありません。
50,000円台のランドセルの特徴
この価格帯のランドセルになると、人工皮革ではあるものの、カラーバリエーションやデザインなどが増え、選択肢の豊富さが大きな特徴です。
お子さまの体型や好みに合わせたある程度の調整が可能で、個性を際立たせるデザインや機能を自由に選べます。
そのため、コストパフォーマンスの高いランドセルを求めるご家庭にとって良い選択肢となり得ます。
60,000~80,000円台のランドセルの特徴
60,000円以上のランドセルは、冒頭のアンケートでもある通り、最も選ばれやすい価格帯であり、しかも一部で本革素材も選べるなど、一定以上の品質であることが期待できます。
一部ではカスタマイズができるものもあり、各社が力を入れているため選択肢が最も多い価格帯でもあります。
どの価格帯を選んだらよいのかわからないご家族は、この価格帯の中で選ぶことをおすすめします。
80,000円以上のランドセルの特徴
80,000円以上のランドセルは、最高品質の革素材を使用し、熟練した職人による丁寧なつくりが魅力です。
高級素材の使用、時間と高い技術を要する手作業による製造方法によって、80,000円以上というプレミアムな価格設定になり、ランドセルの希少価値を高めています。
黒川鞄工房の本革素材のランドセルでは100,000円以上、最高級の革であるコードバンをふんだんに使った最も品質の高いランドセルでは398,000円というものもあります。
基本的にどの工房でも品質保証が付きますから、万が一のトラブルがあっても問題ありません。
そもそもこの価格帯のランドセルともなれば、まず壊れることなく使えるので安心して選ぶことができるでしょう。
ランドセルの価格帯の今と昔
ランドセルの価格帯は、時代と共に変化してきました。
平成前期には30,000円台前半という価格帯が一般的でした。
この頃のランドセルは、機能性と耐久性に重点を置いた比較的シンプルなデザインでした。
平成後期に入ると、ランドセルのデザインや素材に多様性が生まれ、価格帯も35,000~40,000円代前半に上昇しました。
ランドセルは徐々に個性を表現するアイテムとしての位置づけが高まり、独自の機能や装飾が加わるようになりました。
そして令和以降、ランドセルは58,000円以上という価格帯が主流になっています。
この価格上昇は、高品質な素材の使用、カスタムオプションの増加、職人の手作業による仕上がりなど、品質とデザインのバランスの良さがちょうど良いと評価されている結果と言えるでしょう。
ランドセルの値段まとめ
ランドセルの値段は、その機能性、デザイン、素材、製造方法によって大きく異なります。
予算に応じた選択が可能で、30,000円台前半から80,000円台、高品質なものでは100,000円以上まで幅広い価格帯があります。
低価格帯のランドセルは基本的な機能を備え、高価格帯のランドセルは高品質な素材と職人の手作業による高い耐久性とデザイン性を特徴としています。
お子さまの成長と共に長く使うランドセル選びには、予算だけでなく、素材や機能、デザインなどさまざまな要素を考慮して選ぶことが重要です。