お子さまの小学校入学が決まると、ご家族が直面する大きなイベントの一つがランドセル選びです。
そんなランドセル選びですが、オーダーメイドという選択肢もあることをご存知ですか?
今日はオーダーメイドランドセルのメリットとデメリットをご紹介します。
ランドセルをオーダーメイドするメリット
ランドセルをオーダーメイドすることには、たくさんのメリットがあります。
自分の好みのランドセルに近づけることができるなど、お子さまの「好き」を形にできるといったことが一番分かりやすい例ですね。
その他のさまざまなメリットと共にご紹介します。
オーダーメイドのメリット①自分好みのランドセルになる
オーダーメイドランドセルの最大の魅力は、デザインや素材、色などをご自身で選べることです。
市販のランドセルにはない色合い、高級感あふれるレザー、細部にわたるステッチのカラー。
お子さまの名前を彫り込んだ特別なデザイン、学校生活を彩るキラキラした装飾や、機能的なポケット追加など、オプションをメーカーと相談して実現できます。
お子さまと一緒に選べば、きっと毎日の登校がもっと楽しくなりそうですよね。
そして、そうしたランドセルは、お子さま自身の自信にも繋がります。
毎日背負うランドセルが、お子さまの「好き!」を形にすることで、自ら進んで学校へ行く動機づけにもなるのです。
オーダーメイドのメリット②個性を出せる
「私にはこの色!」
オーダーメイドならではの特別感で、お子さまの個性をランドセルに反映させることができます。
名前の刻印やチャームの追加など、お子さまだけの特別な一品に仕上げることができるでしょう。
さらに、お子さまが好きなキャラクターや趣味をテーマにしたデザインにすることも可能です。
ランドセルがまるでお子さまの個性を表現するキャンバスのようになり、毎日の学校生活にお子さま自身の色を加えることができるのです。
そのユニークなランドセルは、きっとクラスメイトからも注目されるアイテムになるでしょう。
オーダーメイドのメリット③体にフィットする
標準サイズが合わないお子さまには、オーダーメイドが良い場合があります。
背負った時のフィット感や、肩への負担を軽減するための細かいサイズ調整が可能です。
お子さまの体型に合わせてつくられたランドセルは、快適な学校生活の大切なパートナーとなるでしょう。
特に成長期のお子さまにとって、背中にフィットするランドセルは姿勢を正しく保つのに役立ちます。
近年では体に合わないことで「ランドセル症候群」と呼ばれる問題も聞くことが多くなりました。
肩ベルトの長さや背あての形状など、細部までこだわることで、お子さまの健やかな成長をサポートするランドセルになるでしょう。
ランドセルをオーダーメイドするデメリット
ランドセルをオーダーメイドすることについて、メリットばかりが取り上げられることが多いですが、実はデメリットも存在しています。
メリットとデメリットの両方を理解した上で、ランドセルを選ぶことが失敗しないためのポイントです。
オーダーメイドのデメリット①価格が高い(特に革製・工房系)
オーダーメイドランドセルは、その特別な仕様と手間によって、同じ素材や製法でも高額になりがちです。
特に本革を使用したり、熟練の職人が手掛ける工房系のランドセルともなれば、その価格がさらに上がる傾向にあります。
お子さまにとって一生の思い出に残るアイテムだとはいえ、家計にとって大きな出費となることは間違いありません。
ですから、注文する際には予算をよく考え、長期的な視点でその価値を見極める必要があります。
オーダーメイドのデメリット②納期が長くなる
既製品を店頭で選ぶ場合とは異なり、オーダーメイドランドセルは制作に時間がかかります。
特に入学シーズンになると注文が集中し、数ヶ月待つことも珍しくありません。
お子さまの成長は待ってくれないので、入学までに間に合わせるためには、早め早めの行動が必須です。
オーダーメイドのデメリット③選び方が難しい
オーダーメイドの選択肢は豊富で、どの素材やデザインが最適かを決定するのは簡単ではありません。
色の選び方から機能性、デザインのディテールに至るまで、選択することが楽しみでもありながら、同時にご家族にとっては頭を悩ませる課題にもなり得ます。
また、お子さまの意見を取り入れつつ、実用性と予算のバランスを取るのも大切なポイントです。
オーダーメイドのデメリット④修理・メンテナンスの問題
市販のランドセルの場合、メーカー以外であっても一部の修理サービスが受けられますが、オーダーメイドのランドセルは修理サービスがメーカーに限られる場合があります。
つまりどうしてもすぐに直さないといけない場合でも、メーカーへ送り、修理するまでに時間がかかる場合もあるということです。
また、特殊な素材やデザインを採用している場合、修理が難しくなることもあります。
そのため、購入前には修理可能な範囲やメンテナンスの容易さも考慮することが重要です。
ランドセルのオーダーメイドの失敗談
オーダーメイドの失敗談としては、デザインにこだわりすぎて実用性を犠牲にしてしまったケースや、サイズを正確に測らずに注文してしまい、結果としてお子さまが快適に背負えなかった事例が挙げられます。
また、注文が殺到するシーズンに入ってからの注文で納期が入学に間に合わなかった、という話も少なくありません。オーダーメイドは、計画的に早めに行動することが成功の鍵です。
ランドセルのオーダーメイドまとめ
ランドセルをオーダーメイドする際には、メリットとデメリットをしっかりと比較検討し、お子さまのニーズと家庭の状況に最適な選択をすることが大切です。
デザインの自由度や個性の表現、体にフィットする快適さというメリットを享受する一方で、高価格、長い納期、選択の難しさ、修理・メンテナンスの問題といったデメリットも念頭に置く必要があります。
失敗談から学び、計画的かつ慎重にオーダーメイドのプロセスを進めることで、お子さまの小学校生活を支える大切なランドセル選びを成功させましょう。
また、黒川鞄工房を含めて、工房系ランドセルと言われるメーカーの場合、オーダーメイドではなくても、オーダーメイド以上の品質のランドセルを提供しています。
品質を求めるのであれば、オーダーメイドだけではなく、当工房のような品質にこだわるメーカーのランドセルを選ぶことも賢い選択と言えます。
お子さまやご家族が素敵なランドセルと出会い、6年間愛用できる特別なパートナーとなりますように。