ランドセルは、お子さまの小学校生活を支える大切なアイテムです。
しかし、選び方を間違えると、お子さまにとっても親にとっても不満や後悔の原因となります。
ランドセルは基本的に6年間を通して使い続ける、お子さまの重要なパートナーです。
そんな小学校生活の重要なパートナーである、ランドセル選びに失敗してしまうことは避けなければなりません。
今回はランドセル選びでよくある失敗例をいくつかご紹介し、どのように避ければ良いかを解説します。
ランドセルの失敗①価格に関する失敗
ランドセル選びでよくある失敗の代表格が価格に関する失敗です。
価格に関する失敗は、例を挙げればキリがありませんが、ここでは代表的な2つのパターンについて見てみましょう。
高価なランドセルの乱雑な扱い
価格が高いランドセルは品質が良いことが多いですが、それだけに適切な扱いが必要です。
高価なランドセルを購入したにもかかわらず、お子さまがそれを乱雑に扱うと、早期に痛みが生じることがあります。
特にご家族の皆さまとしては、せっかく時間をかけて選び、それなりの投資をして買い与えたランドセルをあまりにも乱雑に扱われるのは辛いもの。
もちろん小学生というお子さまの年齢を考えれば、ある程度の乱雑な扱いは想定できますし、許容してあげるべきでもあります。
とはいえ、程度もありますから、どこまで許容できるかお子さまの性格を考えてあげる必要もあるでしょう。
ランドセル選びの際は、お子さまが大切に扱えるかどうかも考慮することが大切です。
価格の安さだけで選んで失敗
価格が安いランドセルも魅力的ですが、安さだけで選んでしまうと、耐久性や機能性で問題が出ることがあります。
特に肩ベルトの緩みや縫製の甘さなど、日々の使用でストレスとなる部分に問題が出やすいです。
ランドセルは6年間もお世話になるお子さまの大切なパートナー。
もし、軽さや体へのフィット感がマッチしない場合、ランドセル症候群に悩まされたり、健やかな成長の妨げになることも考えられます。
お子さまの小さな体には、教科書やノート、給食袋などを満載したランドセルを背負うことは、大人が思う以上に負担がかかっているのです。
お子さまの体へのフィット感や耐久性、機能性をしっかり確認し、長く使えるランドセルを選びましょう。
ランドセルの失敗②買うタイミングについての失敗
ランドセル選びで見落とされがちなのが、購入のタイミングです。
タイミングを間違えると、希望のランドセルを手に入れることが難しくなります。
「ラン活」という言葉はご存知でしょうか。
ランドセル選びをするための活動のことですが、ラン活をするご家庭は年々増加し、ランドセルの購入時期も前倒しになる傾向があります。
ここでは、買うタイミングでの失敗例と対処法をご紹介します。
購入時期を逃して目当てのランドセルが売り切れた
ランドセルを選ぶための活動は、早ければ早いほど選択肢が豊富で選ぶ楽しみがあります。
多くの親御さんは入学の1年半前、つまり年中さんの秋ごろからランドセル選びを始めます。
特に人気のデザインやブランドは早期に売り切れることが多いので注意が必要。
黒川鞄工房のランドセルも人気のモデルは、予約開始と同時にいっぱいになることも多いです。
目当てのランドセルのために、皆さま一様にSNSやホームページ、LINEなどで情報を集め、予約開始時期などを追いかけられています。
希望のランドセルを逃さないためにも、入学の1年以上前から情報収集を始め、早めに行動することをおすすめします。
在庫が少ない時期で好きなランドセルを選べなかった
入学シーズンが近づくと、どのメーカーのランドセルも在庫が徐々に減少していきます。
特に年末から新年にかけては在庫が限られるため、選択肢が狭まることがあります。
また、新しいコレクションが発表される前に古いモデルを安価で手に入れようとする方も多いので、その時期も競争が激しくなります。
理想のランドセルを見つけたら、在庫があるうちに早めに決断することが重要です。
お子さまの小学校入学という特別なイベントは、人生で何度もあるものではありません。
このようなランドセルの購入合戦が起きていること自体、ご存知ないご家庭も少なくありません。
そのため、好きなランドセルを選べなかったという失敗が起きているのです。
ランドセルの失敗③色とデザイン選びの失敗
ランドセル選びで重要なのが、色とデザインです。
お子さまの好みはもちろん大事ですが、長く使うものだからこそ、慎重に選ぶ必要があります。
忘れてはいけないのが、お子さまは成長していくということ。
つまり成長することで好みも変わっていくのです。
ここでは色とデザイン選びでよくある失敗例をご紹介します。
キャラクター物を選んで高学年前に買い替えが必要に
小学校入学時には大好きなキャラクターのランドセルを選ぶお子さまも多いですが、成長と共に好みは変わります。
特に高学年になると、キャラクター物は幼く感じることがあり、買い替えの必要性が出てきます。
長期間使うことを考えると、シンプルで飽きのこないデザインを選ぶことが賢明です。
ご存知のとおり、ランドセルは決して安い買い物ではありません。
基本的に大半のご家庭で、6年間同じ物を使い続けるのが前提。
途中で買い替える際に、改めてランドセルの情報集めや予約、購入を行う手間やコストを考えると大きな負担となるのは確実です。
たしかに年中さんから年長さん頃の好みとして、キャラクター物に惹かれることもあるとは思います。
ですが、このような問題を避けるために、ご家族の皆さんが上手に誘導してあげることも大切だと言えるでしょう。
派手な色のランドセルで後悔してしまった
派手な色や特殊な素材のランドセルは、当初は目を引きますが、日常使いには不向きな場合があります。
また、学校によってはランドセルの色に指定があることも。
基本的な色や落ち着いた色合いを選ぶと、長く愛用でき長期的な満足度も高くなるでしょう。
もちろん、お子さまのこだわりや好みを尊重してあげることも重要です。
バランスを考えた色の選択が必要ですね。
汚れが目立つ色のランドセルを選んでしまった
明るい色や白色に近いランドセルは、汚れが目立ちやすいので注意が必要です。
特に小学生は活発でいろいろな遊び方をするため、ランドセルを汚しやすいことは想像できるのではないでしょうか。
活発で汚れが心配なお子さまの場合は、汚れが目立ちにくく、お手入れが簡単な色を選ぶことで解決する可能性があります。
流行に左右されすぎる
一時的な流行のデザインや色に惹かれて選ぶこともありますが、6年間使うことを考えると、シンプルで飽きのこないデザインがおすすめです。
また、学校によってはランドセルの色やデザインに制限がある場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
体型に合わない
デザインが気に入っても、お子さまの体型に合わないランドセルは避けるべきです。
肩ベルトの長さや背中のフィット感など、お子さまが快適に背負えるものを選ぶことが重要です。
店頭で実際に背負ってみることをおすすめします。
ランドセルの失敗④機能性に関する失敗
ランドセルを選ぶ際、見た目だけでなく機能性にも注目することが重要です。
ラン活ではデザイン先行で機能性は後回しにされることもあります。
ランドセルは、まずは機能性で絞り込み、そのあとにデザインを考えるのが理想。
なぜなら、必要な機能、たとえば容量や背負い心地を犠牲にすることは、6年間その問題を抱えたまま使わなければならないためです。
ここでは、機能面で失敗しやすいポイントとその回避方法をご紹介します。
学校が指定するサイズではなかった
いくつかの学校では、ランドセルのサイズや形に指定のある場合があります。
例としてはA4フラットファイルへの対応などが挙げられます。
購入前に、お子さまの通う予定の小学校の指定や機能などの推奨を必ず確認しましょう。
また、大きすぎる、重すぎるランドセルは子どもの体に負担をかける恐れもあるので、サイズや重さ選びは特に慎重に。
思ったよりも容量が小さかった
ランドセルは教科書、ノート、給食袋など、多くのものを収納する必要があります。
たとえば、デザイン面で半被せのランドセルを選んだ場合、収納面では通常の被せタイプのランドセルよりも少なくなります。
実際に使用するアイテムを考慮して、十分な容量があるか確認することが重要です。
購入した後では対応が難しいので店頭で実際に確認したり、スタッフの方にも話を聞くのが良いでしょう。
耐久性が悪く傷や汚れが目立ち始めた
ランドセルは6年という長い期間、ほぼ毎日使われます。
そのため、耐久性は非常に重要です。
小学生という時期のお子さまは、性別を問わずにとても活発。
いろいろな場所で遊んだり、冒険したりとランドセルを汚したり傷を付けてしまう場面も多くあるはずです。
それは、健やかな成長のために必要な経験でもありますよね。
ですからお子さまの行動を制限するよりも、ランドセルの耐久性やメンテナンスのしやすさに目を向けてあげてください。
購入時には、素材の質や縫製の強度、防水性などをチェックしましょう。
また、定期的なお手入れでランドセルの寿命を延ばすことも大切です。
ランドセル選びに失敗しないために
ランドセル選びは、お子さまの新しい生活のスタートに欠かせない大切な一歩です。
黒川鞄工房では、お客様が後悔しないランドセル選びをサポートするために、いくつかのこだわりを持っています。
高品質な素材の使用
黒川鞄工房では、耐久性と美しさを兼ね備えた高品質な素材のみを使用しています。
長期間使うものだからこそ、素材選びには特にこだわり、お子さまが安心して使える品質を保証しています。
またコードバン、牛革、クラリーノなどの高品質な素材を加工するのはプロの職人たち。
高い品質には自信があります。
子供の成長に合わせたデザイン
成長するお子さまの体にフィットし、使いやすいデザインに注力しています。
より良いランドセルを選ぶと、多くの場合は本革となるでしょう。
どのメーカーのランドセルであっても、本革はクラリーノなどの人工皮革よりも必然的に重くなる傾向があります。
しかし、黒川鞄工房では、本革でありながら重さを感じにくい特別な設計・加工を行っており、お子さまへの体の負担を軽減します。
シンプルで飽きのこないデザインから、トレンドを取り入れたスタイリッシュなものまで、幅広いラインナップをご用意しています。
機能性と快適性の追求
容量や耐久性はもちろん、先ほどもお伝えしたように、お子さまが快適に背負えるための重量感の軽減や背中へのフィット感にもこだわっています。
また、防水性や汚れにくさも考慮して、お手入れが簡単なランドセルを提供しています。
ランドセル選びは、一人のお子さまにつき一回だけの、一般の買い物以上の意味を持ちます。
黒川鞄工房では、お子さまが毎日笑顔で学校に通えるような、最高のランドセル選びのお手伝いをいたします。
失敗しないランドセル選びのために、ぜひ私たちのこだわりを感じてみてください。