普段は意識することのないランドセルの各パーツ。
ですが、よく見てみるとさまざまな部品から構成されていることがわかります。
ランドセルの一つひとつのパーツを理解することで、ランドセル選びの参考になることもあるでしょう。
この記事では、ランドセルの各パーツについてやさしくご紹介します。
この記事を通じて、ランドセルの特徴や重要性を理解し、お子さまにぴったりの一品を見つけるお手伝いができれば幸いです。
ランドセルにはそれぞれのパーツに名称があります
ランドセル選びは、お子さまの学校生活を左右する大切なイベントです。
ランドセルは単なる学用品ではなく、お子さまの成長を支えるパートナー。
そのため、ランドセルの各パーツを理解し、最適な選択をすることも時には重要です。
以下に、ランドセルの主要なパーツについて、その役割と特徴をわかりやすく説明します。
パーツ名①かぶせ(ふた)
かぶせはランドセルの「顔」とも言える部分。
本体を雨やほこりから守る重要な役割を担います。
デザインや素材によって、ランドセル全体の印象が大きく変わります。
パーツ名②肩ベルト
お子さまの肩に直接触れる部分で、快適な背負い心地が求められます。
調節可能な肩ベルトで、お子さまの成長に合わせて長さを変えられるのが理想的です。
パーツ名③ベロ(差し込み)
ランドセルの開閉部分にあるベロは、かぶせと錠前をつなぐパーツです。
毎日の開け閉めで使う部分のため、丈夫であることが求められます。
パーツ名④背あて
背中に触れる部分で、やわらかさと通気性が重要。
長時間背負っても疲れにくい設計が求められます。
特に、夏の暑い日には素材による通気性の良し悪しで快適さが大きく変わり、お子さまの負担に影響する部位でもあります。
おすすめの素材は、通気性に優れた天然皮革です。
パーツ名⑤ブラ(下ベルト)
ランドセルの下部を固定する役割を持ち、重い教科書やノートを入れても形が崩れにくいようにサポートします。
適切な強度と柔軟性が求められます。
パーツ名⑥指革
ランドセルの肩ベルトに取り付けられる、ベルト通しのこと。
肩ベルトの先端が折れ曲がらないよう固定します。
パーツ名⑦錠前
ランドセルの開閉を固定するための金具です。
安全性と使いやすさが求められ、お子さまたちが簡単に操作できるような設計が理想的です。
パーツ名⑧ダルマカン
ランドセルのブラ(下ベルト)とランドセル本体をつなぐ丸い形状の金具のこと。
背負いやすいよう回転する仕組みになっていて、肩ベルトの位置調整や固定に役立ちます。
パーツ名⑨吊りカン(背カン首)
ランドセルの背面上部に位置する、ランドセルをフックなどにかける際に役立つ金具のことです。
パーツ名⑩背カン
肩ベルト付け根の金具のこと。
各社背負いやすい工夫が凝らされているため、実際に背負ってお子さまに合うものを選びましょう。
パーツ名⑪つまみ革(へり)
ランドセルの側面を覆う革の部分で「へり」とも呼ばれます。
パーツ名⑫かぶせ裏
ランドセルのかぶせ部分の裏側のこと。
時間割を入れるポケットが付いていることが多いです。
パーツ名⑬前締め
ランドセルの側面から中マチにかけて通してあるベルトのこと。
ここにナスカンが取り付けられていることが多いです。
パーツ名⑭ナスカン
ランドセルの側面に付いている茄子のようなの形をした金具のこと。
給食袋など、ちょっとした荷物をかけるのに便利です。
パーツ名⑮大マチ
ランドセルの主要な収納部分で、教科書やノートなどの大きなアイテムを入れるためのスペースです。
大マチの容量や使い勝手は、ランドセルの収納力を大きく左右します。
パーツ名⑯小マチ(サブポケット)
大マチの手前に位置し、大マチよりも小さなアイテムを収納するためのスペースです。
厚みによっては筆箱などの収納にも使えます。
パーツ名⑰前ポケット
かぶせを開けた部分にあるポケットで、多くの場合、ファスナー付きで鍵やハンカチなど、小物を収納するのに便利です。
パーツ名⑱名前カード入れ
ランドセルに所有者の情報を記入できるスペースです。
見えやすい場所にあることが多く、万が一の際に役立つ重要なパーツです。
メーカーによっては、ランドセルのパーツを選べることも
ランドセルの各パーツは、お子さまの学校生活における快適さと機能性を支える重要な要素です。
メーカーによっては、これらのパーツをカスタマイズすることも可能です。
お子さまの体型や使用習慣、好みに合わせて、最適なランドセルを選択できるのは大きな魅力です。
まとめ
ランドセル選びはお子さまの学校生活を豊かにする大切な一歩です。
各パーツの機能性とデザインを理解し、お子さまにとって最適なランドセルを選んであげることが、学校生活の楽しみと自信につながります。
ランドセルは単なる道具ではなく、お子さまの成長と共に歩む大切なパートナー。
その選択に、ぜひ時間をかけて心を込めてください。